【会員インタビュー】ITでお客様と共に成長を続ける!株式会社メビウス
地場企業として新潟の企業と共創し新たな挑戦を続ける「株式会社メビウス」にインタビュー!
「ITで笑顔の輪を広げる」を自社のMISSIONとし、積極的に他社との共創に取り組む株式会社メビウス。新規事業開発に取り組んでいる濱本本部長(写真:左)と林部長(写真:右)にこれまでの取り組みや共創への取り組みについてお話を伺いました。
―まずは株式会社メビウスがどういった企業なのか教えてください。
濱本:「私たちは、昨年10月で創業40年を迎えたIT企業です。製造業様向けのソフトウェア開発・保守を事業の柱に徐々に成長し、現在多様な業種のお客様とお取引をさせていただいています。2023年には三井情報の100%子会社となり、三井グループの企業として、大手グループの信用力と、この企業規模ならではの小回りとチャレンジ精神で事業開発とサービスの提供に励んでいます。
現在、会社全体では基幹システム、製造ソリューション、金融流通・クラウドソリューション、ビジネスイノベーション、バイオサイエンスと5つの事業分野を柱としています。私たちが在籍しているのがビジネスイノベーション本部であり、事業・技術のそれぞれの面で、新しいことを企画・実行する部署です。AIやデータ分析からスタートし、DXを先導するITコンサルに加え、XRを活用した最先端の技術開発も行っています。この部署では、特に他社との「共創」を重視した事業を推進しています。」
―他社との共創についてお聞かせください。
林:「XRはコロナ禍の工場見学ツールとしてDXプラットフォームで取組みを始めさせていただいた技術です。VRでの施設見学、ARでの観光・街歩きコンテンツなどへの活用などを模索しながら、現在はMR(Mixed Reality)技術を用いて産業用途での活用を見込んだ研究を行っています。県内の事業者様との実証も控えており、近くどのような結果が出たかお知らせできるものと思います。」
濱本:「他にも、試験対策プラットフォーム“otomo.to(オトモト)”、組織サーベイ“モノサシ”などのアプリケーションやサービス開発を他社との共創によって進めています。我々はIT技術を提供できる会社なので、試験対策であれば学校、人事のことであれば人事コンサルタントなど、業界固有の知識を持つ方々との共創によって新たな事業を生み出しています。メビウスはビジョン(目指す姿)として「他社との共感・共創」を掲げていますので、新潟の地で新潟の企業とともに作り上げ、ご紹介できる実例も徐々に増えてきています。」
―共創が重要なことは理解していますが、なかなか進められないという企業も多いと思います。メビウスではどのような取組みで共創事例を増やしているのですか?
林:「ご紹介したような取組みを進められているのは、会社の方針として「共創する」というビジョンを掲げ、それを社員も深く理解しているためだと思います。だからこそDXプラットフォーム等をとおして他社様と関わる機会に、ビジネスのアイデアやきっかけを見つけ、実現に向けた動きを取ることができていると感じます。また、先に触れたとおり特にビジネスイノベーション本部では事業開発を積極的に実施する部署として位置付けられており、自由度が高く、開発を進めやすい環境が整っていることが、多くの共創を生み出す結果につながっているのだと思います。ビジョンとして掲げているからこそ意思決定が早く、組織に仕組みとして組み込まれている。そこが他社には負けないところです。時には急なご相談もありますが、そういったチャンスも逃さない姿勢で日々事業に向き合っています。」
―新たな事業を検討する際はどういった切り口で進めるのですか?
濱本:「当社はIT技術を駆使したモノづくりが得意な会社なので、以前は自社の強みであるモノづくりの技術を活かし、作ってみてからこれはどこに当てはまるのかといったプロダクトアウトのケースが目立っていました。ただ、ここ数年は自社サービスを社会課題にどう活用するかという目線や顧客の課題という目線を強めて開発を進めています。社会課題や地域課題などから事業を検討するのが王道だと思うのですが、当社はもともと受託開発の会社だったこともあり、お客様から引き合いが来てその要望を聞いて開発を行うことが基本でした。そのため、課題を念頭においたマーケットインの切り口にいきつくまで時間をかけて試行錯誤しながら学んでいきました。」
―ITコンサルとして選ばれる強みはなんですか?
林:「私たちが行っているITコンサルは、システムだけではなくお客様の事業にも目を向け、売上や生産性を上げるためにはどうすれば良いのかを共に考えて、協力して成長していきましょうという事業です。選ばれる理由は、メビウスの会社としての成長もお客様が見てくださっている点にあると考えています。共に成長している“共感”が生まれることで、真のパートナーを選びたいと思う企業から選んでいただけている実感があります。また、ITコンサルを起点として開発・運用保守までトータルで行えていることも信頼につながっているのではないかと思います。」
40年以上の歴史を持つ企業でありながら、既存の事業のみに捉われず、新たな事業・技術開発に次々と挑戦しているメビウス。共創をビジョンとして持ち、社内にそのビジョンが深く浸透していることが多くの共創につながっており、お客様と共に成長するという姿勢を継続していることが、信頼につながっていると感じました。
株式会社メビウスの濱本本部長、林部長、取材協力ありがとうございました。
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