コーヒーを空からデリバリー!!

2022年1月12日 ブログ

新潟市には市街地に約158haの鳥屋野潟(湖沼)が隣接しています。

周辺には公園が配置されておりサッカーの国際試合も開催される

ビックスワンも位置しており地元のアルビレックス新潟の試合の際には

多くの観客も集まります。

 

こうした市民の憩いのエリアと市街地の間に鳥屋野潟がまたがっており

この上空を利用したデリバリーサービスの実証がトンプラ㈱により先日行われました。

(1月8日)

 

新潟市の冬期間は積雪こそ多くはありませんが

日本海から吹きつける季節風は強く冷たく

ドローンの飛行には厳しい気象条件です。

 

しかし、ビジネスとして成り立つには冬期間でもある程度の飛行目途が必要です。

今回の実証はまさに冬期間のど真ん中での実施でした。

当日は天候には恵まれながらも、やはり鳥屋野潟を渡る風は冷たく強く

長時間見守る我々にはつらいものでしたが

新たな技術と新サービスに目を輝かせる多くの若者が当日居りました。

長岡工業高等専門学校の学生さんです。

 

ドローンの機械制御も学んでおり、目視外飛行で約3キロ先まで

コーヒーをデリバリーするという貴重な実証の見学と

サービス利用者としての体験の為に参加していたものです。

 

約3キロ先から5分程度で空から運ばれたコーヒーは「全然冷めてなく美味しい」とのコメント

寒い中ではさらに美味しいかったことでしょう。

 

新たな技術が新たなサービスを生み出す体験を

次は技術者として関わってもらいたいと考えました。

 

他地域でも河川を活用したドローン輸送が始まったと聞きました。

そちらでは河川への墜落時を猶予して、機体が浮くエアバックが

装着されているそうです。

 

こちらの機体には未だそのような装置は装着されていません

今後の機体開発などに長岡工業高等専門学校との産学連携が有りかもしれません。

 

新潟市にはこの鳥屋野潟のほかに市内中央には信濃川が流れており

既にそこを横断するデリバリー実証も行われています。

普通に街なかをドローンがデリバリーで飛び交う

近未来都市のような風景を一番早く、実現させたいものです。


この記事は、事務局統括チーフの宮崎が担当しました。
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